218:名無しさん@十周年 :2010/06/04(金) 15:00:48 ID:hW9InDri0
誰も子供を雇いたくない(高度産業化した成熟経済において無熟練の若者などを積極雇用しても
企業はそれを利益に変換できない。高卒をいくら集めても工事現場や農作業現場と違って知財は
生産できないのである)。
しかし、子供がいないと社会の金・財の対流が鈍る(本質的に経済活動というのは『ムダ』を作り出す
営為である。誰もが賢者や隠者のたぐいになったら、経済は限りなく後退するだろう。騒ぎ、歌い、酔っ払い、遊ぶ連中
が散財しなければ市場は死ぬ。かつての社会主義者たちの大いなる勘違いは、賢くて合理的な人間を増やそうとしたことにある。
そんな奴を増やせば、社会は宇宙が熱的死を迎えたときと同じようにひたすら沈滞に向かっていくだろう。賢い隠者は決して
マーケットを豊かにしない。
ムダが市場を作るとすれば、そういう活動力を最も高く保有しているのは若者である。
人は老いると興味を失っていく。だから老人は消費能力が少なく、新しい遊びやムダを『発明』
する能力にも劣る)
若者と老人の比率。このバランスをどこでとればいいのかは、誰にも分からない。
ただ、それでも、「明らかに子供が少なすぎる」ぐらいは言えるかもしれない。
その点で、我々は、もっと子供を多く作り、しかもそれだけ子供がいても「耐えれる」社会構造を
生み出さなければいけないだろう。
問題は、現在の社会構造で、子供の供給を増やせば、大量の失業者を増やすことにしかならないことだ。
無熟練の子供を、どうやって「囲って保護して」おくか。それは成熟経済が抱える課題である。
posted by NET AGE at 16:38|
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